宗祖上人ご生誕百五十年祭【趣旨】

2021年、本宗は、「宗祖上人ご生誕百五十年祭」という記念すべき節目を迎えました。まさに宗祖上人のご生誕があったればこそ、今の本宗があり、私たち同行もまた日々の信仰による幸せをいただいております。ここに改めて深い感謝の意を込めて宗祖上人のご生誕を祝し、常にみ仏とともに歩まれ、一切衆生のためにわが身を捧げられたそのご生涯を振り返り、全宗人を挙げて宗祖上人のご恩に報いたいとするものです。

宗祖上人は、幼少時より仏告を受け、筆舌に尽くしがたい苦難を経験されるなかで、いついかなるときも側に寄り添ってくださる仏様にすべてをおまかせし、〈おじひ〉のままに歩まれ、身語正という信心の道を開いてくださいました。そして「この身語正のご法の喜びを一人でも多くの人に伝えたい」と願われ、周囲の苦しむ衆生に寄り添うべく、ひたすら衆生済度の道を歩まれました。その宗祖上人の願いは、今日、「宗祖のご本願」と呼ばれ、それは、身語正立教の日に授かられた「この度、根本大悲の親は、頼む一念身語正と開くぞ。日本の国のすみずみから世界の国のはしばしに至るまで、ひらいて助けてゆくぞ」というみ仏の切なる願いにほかなりません。

この「宗祖上人ご生誕百五十年祭」という節目にあたり、宗祖上人の導きをいただきながら身語正というご法の道を歩ませていただく私たちは、いま改めてみ仏の願い、宗祖上人の願いを深くかみしめ直し、一人ひとりが「宗祖のご本願」を自分自身の願いとする信心の道を歩ませていただくことを誓い、そして、宗祖上人が私たち一人ひとりに寄り添いくださるが如く、私たちも苦しむ人々の心によりそい、中山身語正宗の新たな門出とさせていただきましょう。