御座文写経の趣旨

私たちが日々お唱えさせていただいている『御座文』は、
宗祖覚恵上人がまだ松太郎と呼ばれていた時代に
坊住山霊々石での21日間の行願を通して
み仏より授けられた本宗根本所依の聖典です。
その行願の最後に宗祖上人はみ仏よりこのような〈おじひ〉を授かられました。

「松太郎、『御座文』を授けたぞ。
この経文を唱えて縋るなら、いつでも、どこでも、
だれにでもみ仏のことばを授けるぞ。
この『御座文』を、ひたすら唱えて精進せよ」

この〈おじひ〉に説かれるように、『御座文』とは、
この世で迷い苦しむ私たち衆生に〈おじひ〉を授けて助けていかんと、
み仏が私たちに授けていただいた救いの手立てなのです。
この度の御座文写経が、いつ如何なる時も私たちに寄り添い、
お護りくださるみ仏への感謝と「信」を深め、
そして、私たち自身もみ仏の心をいただき、
苦しむ周りの人々へと寄り添うことのできる
一人ひとりへと成長する機縁となり、
宗人一同の頼む一念のまことが結集して、
「宗祖のご本願」成就へと連なる道とならんことを祈念申し上げます。

納経いただいた写経用紙は、勤行にて管長猊下にご祈願いただき、「宗祖上人 ご生誕百五十年祭 宝蔵比丘如来御開帳法要」を迎えるまでの期間、大本山瀧光徳寺大本堂内に奉安させていただきます。また、大法要当日には、会場祭壇に奉安させていただきます。

実施期間/
令和4年1月5日から令和4年11月15日まで
納経料/
1枚につき500円
納経方法/
納経料を添えて、親先生へご提出をお願いいたします。

※イメージ

御座文写経の取り組み方

※イメージ

「宗祖上人ご生誕百五十年祭 宝蔵比丘如来御開帳法要」へ、本宗にご縁をいただかれている一人ひとりの心を一つにして向かっていく為にも、できるだけ多くの方に御座文写経を実践いただきたいと願っております。

本宗には老若男女さまざまな方がご縁をいただかれていますが、中には「写経は墨できれいに書かなければいけないので、自分にはできない」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

大切なことは、「自分ができる最善(まごころ)を尽くして実践すること」です。

したがって、例えば、
「筆書きが困難な方は、ペンや鉛筆で写経する」
「漢字を書くことが困難な方は、平仮名の長念仏「なむあみだぶつ」部分だけを写経する」

という方法を取ったとしても、そこに「まごころ」があればみ仏は間違いなくお受け取りくださいます。
また、数多く写経することも素晴らしいことですが、「写経一文字ごとに三礼して文字をしたためられた」という故事もあるように、時間をかけて一文字一文字に願いやまごころを込めて写経することもまた素晴らしいことです。

したがって、
「数日間をかけて、ゆっくりと1枚の写経を仕上げる」
という取り組み方もあります。
このご縁に、多くの方々にそれぞれの方法で御座文写経に取り組んでいただけることを切に願います。

宝蔵比丘如来写仏について

弘仁9年(818)、嵯峨天皇が治められていた頃、日本国内では疫病が流行し、多くの人々が苦しまれていました。深く悲しまれた嵯峨天皇は、弘法大師(空海)の勧めにより、般若心経を写経され疫病の終息を祈られました。その写経の表紙に、嵯峨天皇の皇后(妻)であられた檀林皇后が薬師三尊のお姿を写されたことが写仏の始まりとされています。

檀林皇后のお気持ちを拝察いたしますと、疫病に苦しむ人々を救いたいとの一念でみ仏へすがるような気持ちで、一筆一筆に祈りを込めながら写仏されたのではないでしょうか。その姿勢には、わが子を守る親のお気持ちが感じられます。その後、寺院を建立され、仏教興隆に傾倒されたことから、生涯にわたりみ仏とのご縁を大切にされたお方であったと思います。
本宗においてもみ仏とのご縁をとても大切にしております。私たちはご成就を授かり、み仏が親になってくださり、仏の子として生きております。このご縁は、今生のみならず、来世にわたっても永劫に結んでいただくご縁です。そのご縁結びの親として私たちを見守ってくださる宝蔵比丘如来様のお姿を写し、一筆一筆に感謝の気持ちを込めて、ご縁のありがたさを深く感じる時間を過ごしていただきたく、この度、写仏をお持ち出しさせていただきました。
また、写仏のご縁を子どもたちにもふれていただきたいと思います。ぜひ、親子で取り組んでいただき、親子の時間を過ごしていただきたいと思います。その時間は心がふれあう時間であり、それはみ仏との親子のご縁を伝える大切な時間でもあります。色鉛筆などで塗っていただいてもかまいません。はみ出してもかまいません。どうぞ、写仏を通して宝蔵比丘如来様のご縁を感じ、皆様の信心がより一層深まり、幸せの道が開けますことを祈念いたします。

※写仏用紙はA4コピー用紙で配布しております。必要に応じて原本をコピーまたはダウンロードしてご使用ください。

実施期間/
令和4年1月5日から令和4年11月15日まで
納経料/
1枚につき100円
納経方法/
宝蔵比丘如来写仏及び納経料を添えて、親先生へご提出をお願いいたします。
  • お子様が色を塗られても問題ありません。そのまま納経ください。
  • 小さなお子様だけでなく、どなたに取り組んでいただいても結構です。